人物の巻 · NO. 037
平等王
平等王
身分を問わぬ応報を説く、第九殿の王。
第九殿 · 十王仏教と民間信仰
第九殿と平等の名
平等王は本図鑑が用いる順序で第九殿を担当します。『玉暦宝鈔』は阿鼻、すなわち苦しみが絶えない無間地獄と結びつけ、重大な暴力への罰を語ります。高い身分でも行為の結果から逃れられない、という考えが王の名に重なります。
一つの物語の中の公正
文献の激しい刑罰は歴史的な道徳の想像であり、紹介することがそれを正義として支持するわけではありません。平等王を第八、都市王を第九に置く版もあります。また阿鼻地獄の仏教文献上の歴史は、この十殿の配置だけに収まりません。したがって一つの順序や法廷の描写を、仏教の諸伝統すべてに共通する唯一の説明と扱うことはできません。本図鑑では、異なる版を一枚の図の陰に隠さず、比較できるようにしています。
万霊に出会ったら、次はあなたの物語。
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