万霊司中国の冥界図鑑
人物の巻 · NO. 004

牛頭

牛头

三つ又の鉄叉を手に、冥界の門を守る。

牛頭阿傍 · 冥界の獄卒仏教と民間信仰

仏典に現れる獄卒

牛頭は牛の頭と人の体を持つ獄卒です。漢訳仏典『五苦章句経』には、阿傍という名の獄卒が、人の手と牛の蹄、三つ又の鉄叉を持つ力強い姿で描かれています。後世の中国では馬面と対になり、地獄を表す代表的な二人組となりました。

獄卒から魂の護送役へ

地獄で刑罰を執行するだけでなく、入口の警備、逃げた魂の捕縛、死者の護送も担うようになります。城隍廟や冥王をまつる場では武器を持つ役人のように表され、物語では同情や不正など人間的な性格を与えられることもあります。牛頭の早い文献記録と、牛頭馬面という組み合わせの定着は分けて考える必要があります。また馬の頭を持つ護法尊の馬頭明王と、冥府の馬面は別の存在です。

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