人物の巻 · NO. 012
城隍
城隍
町を守り、見えない訴えを聞く地方官。
地域の守護 · 陰陽の監察中国の民間信仰
都市を守る神
城隍は城壁や堀、地域社会を守る信仰から発展した都市の守護神です。やがて死者を登録し、生前の行いを調べ、上位の冥府へ送る地方官の役割を帯びました。清廉な官吏や忠節の人物がまつられる場合もあり、城隍の名や来歴は都市ごとに異なります。
役所に似た寺廟
礼服を着た城隍のそばには判官や従者、魂を連行する使者が並び、人間の行政に対応する世界が作られます。国家の祭祀と地域の営みの両方が関わり、明代の制度改革も重要な節目でした。『聊斎志異』の「考城隍」は、この官職としての想像を物語にしています。巡行では町の検査と守護が街頭で演じられます。ただし祭礼の日程、従者の顔ぶれ、冥界での指揮系統は、どの城隍廟でも同じとは限りません。
万霊に出会ったら、次はあなたの物語。
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