人物の巻 · NO. 014
夜叉
夜叉
恐ろしさだけでは語れない、多様な鬼神。
薬叉 · 仏教の鬼神仏教の伝統
守護者にも脅威にも
夜叉はインドの信仰に根を持つ、多様な存在の総称です。仏教には人を害する夜叉だけでなく、教えを守る夜叉も登場します。毘沙門天と結びつくものや、薬師信仰の十二神将のように信者の守護を誓うものもあります。険しい顔だから悪い存在とは限りません。
中国でのさまざまな姿
中国文学では冥界の猛々しい従者、竜王の巡海兵、異郷の住人などとして表現され、『西遊記』と『聊斎志異』でも文脈は異なります。仏教美術では鎧を着た力強い護法者に描かれることもあります。したがって夜叉は一人の神の名でも、統一された職務を持つ冥府の官職でもありません。すべてを魂を捕らえる役人にまとめる現代の解説やゲーム設定は、より広い宗教・芸術史の一部を切り取った表現として読む必要があります。
万霊に出会ったら、次はあなたの物語。
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