万霊司中国の冥界図鑑
人物の巻 · NO. 034

卞城王

卞城王

途切れた生の城に接する、第六殿の王。

第六殿 · 十王仏教と民間信仰

第六殿と枉死城

卞城王は閻羅王に続く第六殿にいます。『玉暦宝鈔』系の一般的な配置では、大叫喚地獄や小地獄、枉死城との関係が語られます。枉死城は想定された寿命が中断されたり、晴れない冤屈が残ったりする魂の場所ですが、そこにとどまる理由は物語ごとに異なります。

違いと救済への視点

これらは突然の死に向き合おうとした、歴史的な宗教・文学の表現です。現実の死者や家族を責めるための分類ではありません。儀礼には城を開いて魂を助けるという発想もあります。王の名の表記、職務、他神との関係も土地や資料で違います。本図鑑では広く知られる順序を用いて各殿を比較しやすくしますが、十王を唯一の経典に定められた不変の制度としては扱いません。裁きだけでなく、救いを願う語りにも目を向けられます。

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