山川の巻 · NO. 025
枉死城
枉死城
途切れた生と、解けない思いを抱える城。
不慮の死を遂げた魂の城中国の民間説話
中断された旅路
枉死城は、暴力や災厄、冤罪などで想定された寿命より早く死んだ魂をとどめる場所とされます。残りの寿命が尽きるまで、あるいは恨みが解かれるまで待つという筋書きもあります。これは死を説明しようとした歴史的な宗教観であり、本図鑑が現実の死者や遺族に下す評価ではありません。
文学と救済の儀礼
『西遊記』では、唐太宗の旅を怨みある魂たちが遮ります。後の勧善書では第六殿の卞城王と関係づけられることが多いものの、配置は一定しません。城を開いて魂を解き放つ法事には、そこにいる者を救いたいという願いが表れます。現代作品は危険な怨霊の密集地として強調しがちですが、古い物語には悲しみ、不正、慈悲の必要もあります。城にとどまることと罰を受けることは、すべての版で同じ意味ではありません。
万霊に出会ったら、次はあなたの物語。
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