山川の巻 · NO. 020
望郷台
望乡台
残してきた家へ、最後のまなざしを。
現世を振り返る高台中国の民間説話
ふるさとを望む場所
望郷台は、亡魂が高みから故郷や家族の暮らしを見る場所です。別れや郷愁を表す一方、勧善書では悪行の結果を遺族の生活に見せる、精神的な懲罰の場にもなります。どのような建物か以上に、死者が現世とのつながりを思う感情が中心にあります。
地図の位置は一つではない
『玉暦宝鈔』は閻羅王の第五殿と結びつけ、『聊斎志異』の「耿十八」は冥界の入口に近い場面として描きます。詩、戯曲、地域の喪礼にも関連する表現があり、人間の世界の望郷の高台も名の背景となりました。寺廟の実景でも場所は一定しません。現代の地図で一続きの旅路に配置することは分かりやすい案内になりますが、それは一つの語り方です。すべての宗教や時代で同じ順路だったことを意味しません。
万霊に出会ったら、次はあなたの物語。
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